【菊花賞 2024】クラシック最終戦!未知の距離でも○○を見れば、好走傾向が分かる!?

マンダケンタ

現役記者【マンダケンタ】

オッス。マンダケンタだ。

先週の秋華賞は前評判通り、オークス馬チェルヴィニアが抜け出して完勝。初の右回り、直前での長距離輸送などレース前の不安視も何のその。終わってみればルメールの完璧なエスコートもあり、キッチリ勝ちやがったよ。

そして、2強の一角と目された桜花賞馬のステレンボッシュは③着。とはいえ、スタートで立ち遅れ、道中も後手後手の競馬。それでも、最後の直線だけで巻き返してきたように世代の中では底力は一枚上。あれだけ速いペースになって時計も求められると、穴が食い込む余地はなくなるんだよな。まぁ④着のラヴァンダは相当頑張ってたけどな。

ただ、そんな堅く決着した秋華賞とは裏腹に、今週の菊花賞は人気馬同士じゃまずキマらんよ。秋以降は新勢力も登場してダービーからさらに600m距離が延びる。それにダービー自体やレースレベルは決して高くないからな。穴で仕留めたいって気持ちがあるなら俺たちに任せてくれ!

確定枠順表

馬番馬名性齢斤量騎手
1ピースワンデュック牡357柴田善
2ノーブルスカイ牡357池 添
3アスクカムオンモア牡357北村友
4ダノンデサイル牡357横山典
5ハヤテノフクノスケ牡357岩田望
6ミスタージーティー牡357坂井瑠
7ビザンチンドリーム牡357シュタルケ
8ウエストナウ牡357西村淳
9コスモキュランダ牡357Mデムーロ
10メイショウタバル牡357浜 中
11ショウナンラプンタ牡357鮫島駿
12シュバルツクーゲル牡357松 山
13アーバンシック牡357ルメール
14メリオーレム牡357川 田
15エコロヴァルツ牡357岩田康
16ヘデントール牡357戸 崎
17アドマイヤテラ牡357武 豊
18アレグロブリランテ牡357横山和
Uトラ
今週の頼れるゲスト

京都Mトラックマン

壁に耳ありトレセンにMトラあり。長年京都を仕切ってきた“生粋の事情通”。もともと現場でも「アイツが狙う馬は走る」と噂になり、暴露王の大ボス=石井代表にその情報収集力と馬券センスの高さを買われ、直々にスカウトされた経歴を持つワイルドな実力者。

2024年も、印上位3頭での宝塚記念【916倍】、京都大賞典では最低人気メイショウブレゲ(単勝154倍!)に◎を打っての3連複【1567倍】と、暴露ファン&マニアを震撼させっぱなし。

今年も確定申告は必至なようで……。

10/6(日) 京都 11R
京都大賞典(G2)

◎メイショウブレゲ11人気
△シュヴァリエローズ8人気
△ディープボンド4人気

  • 3連複156730円的中
注目
これぞ事情通【Mトラ】のワザ師ぶり!ドシンガリ人気のメイショウブレゲに孤高の◎を打って神的中!
①馬格があればホントに有利?

京都・Mトラックマン

菊花賞は3歳馬にとったら未知の距離。それに、京都の長距離っちゅうたら、まず荒れるからな。穴党としては、当然楽しみなレースやで。

競馬の基本の『キ』として「馬格はあればあるほど有利」という常識があるが、このレースではそんなもん通用しない。

▼馬体重別成績(過去10年)

馬体重 479kg以下 480kg以上
全成績 4-5-5-59/ 73 6-5-5-90/106
馬券内率 19.2% 15.1%

京都・Mトラックマン

ご覧の通りやね。しかも500kg以上の馬ともなると、わずか1勝(馬券内率9.4%)。さらに好走率は下がるわけだからな。

菊花賞のポイントは何といっても3000mという距離。まぁ簡単な話、これだけの距離になるとスピードよりスタミナが重要になるっちゅうことや。

スタミナを要するレース→エネルギーを消費しにくい体型の馬が有利→馬体重が比較的軽い馬に向くっ構図やね。

今年に関しては人気を背負いそうな3頭(ダノンデサイル、アーバンシック、コスモキュランダ)は前走の馬体重で500kg超え。いずれも大型馬に分類される馬なわけで、この辺はジャッジに慎重になる必要がありそうやわ。

②好走馬を見極める上で『デビュー戦』が重要

京都・Mトラックマン

で、菊花賞は全馬が初距離っちゅうことで一見難しそうに見えるかもしれんが、実は「デビュー戦」を見るだけで激走候補を見抜くことができるレースなんや。

狙いやすいタイプは2つ。まずひとつは『2歳新馬が2000m戦だった馬』には注目や。

2歳新馬が2000m戦だった馬の成績(過去10年)

全成績 1-2-5-37/45
馬券内率 17.8%
複勝回収率 82%

●主な激走馬

22年②着ボルドグフーシュ(7人気)
2歳10月新馬戦(阪神・芝2000m)⑥着
23年①着ドゥレッツァ(4人気)
2歳9月新馬戦(中山・芝2000m)③着

京都・Mトラックマン

このタイプの馬が走る理由は簡単。2歳新馬戦の番組構成を考えれば、分かりやすい。

実は2歳新馬戦っちゅうのは1000~2000mの中で組まれとる。その中であえて最長距離の2000m戦でおろすってことは陣営が「長距離適性を見込んでいる可能性が高い」って考えることができるやろ。そんなもんだから、3歳を迎えてクラシック最長距離となるこの菊花賞で実力を発揮しやすいということになるわけだな。

そして、もう一つのパターンは『3歳でデビューを迎えた馬』が狙い目になる。

3歳でデビューを迎えた馬の成績(過去10年)

全成績 3-1-0-11/15
馬券内率 26.7%
複勝回収率 124%

●主な激走馬

17年②着クリンチャー(10人気)
デビュー戦 3歳1月新馬戦⑫着
18年①着フィエールマン(7人気)
デビュー戦 3歳1月新馬戦①着

京都・Mトラックマン

これらの馬はデビューが遅かったゆえに、菊花賞までに実績が乏しかった馬。そのため、本番でも過剰に人気を落としていたってこと。

ただ、デビューが遅いということは、伸びしろに関しては十分。夏から秋で人気馬の実績を凌駕するほどの成長力を見せて、逆転をしてしまったというケースだな。

この辺を踏まえて、俺の気になる菊花賞の事前注目馬については木曜(16時頃)に公開させてもらうで。

買い目に入れても良さそうなのは…

Mトラックマンの
事前注目馬

ビザンチンドリーム

2歳11月の2000m戦でデビュー勝ち。馬体重は前走=神戸新聞杯時で458kg。父エピファネイア、母父ジャングルポケットという血統背景からもこの距離延長は歓迎なクチやな。

それにこの馬はノーザンファーム生産馬だが、クラブで募集されなかったのにはワケがあってな。実は「靱帯を痛めた影響で他の馬と比較して育成が半年近く遅れていた」という曰く付きの馬やったんよ。そんなもんやから、伸びしろはタップリあるっちゅうことや。

それで春クラシックの惨敗(⑬⑰着)から夏を越して迎えた前走=神戸新聞杯。開催日を通して、前が残る馬場の中で一番外を回してメンバー3位の末脚をマークしての⑥着やからな。あの走りは悲観する内容じゃなかったし、成長力を示した一戦とも言えるんやないかな。本番は折り合いが鍵にはなりそうやけど、ダークホース的な存在としてオレは気になっとる。

マンダケンタ

なるほどな。確かに春の時点では散々「馬がまだまだ緩い」「良化途上」と言われてた馬だからな。ここで春の2戦とは違う走りを見せてくる怖さは感じるよな~。

じゃあ俺からも面白そうな馬を2頭。関係者からの情報を踏まえたオレの菊花賞の注目穴候補は「土曜日」に当ページで公開予定。コッチも見逃すなよ!


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マンダケンタ
現役記者
マンダケンタ
[重賞世話人]

気づけば、競馬記者としてデビューして早ウン十年。暴露王が提携している凄腕トラックマン連中(現役記者)の中でも、俺以上に足で情報を聞き込んでいるヤツはいないと自負している。

立場上本名を明かすわけにはいかないので万券にちなんで"万田券太"ってことでよろしく。まぁ普段の現場でも「ケン」「ケンさん」「ケンちゃん」ってな感じで呼ばれてることだし、案外悪くない名前だろ?それじゃ、今週もとっておきの穴情報で重賞万券~!