トレセン現場で馬券記者が今週もスクープ!陣営の裏ネタ・オフレコ話をナマ暴露:隠れポイントGETコンテンツ
まずは今年の凱旋門賞。
ドウデュースの挑戦が白紙になったのは残念だが、ユタカさん(武豊)は参戦。というのも、ドウデュースと同じ馬主=キーファーズの松島オーナーがアルリファーって馬を、世界のクールモアと共同所有していてね。
この馬、レース4日前に急きょ出走が決まったのにもかかわらず、ベルリン大賞を5馬身差で圧勝。デインドリームを筆頭に、タフなドイツ競馬と凱旋門賞は相性がイイからな。チャンスがあるんじゃないのかと思ってるよ。
おっと、世界的大レースへの参戦は凱旋門賞だけじゃない。ブリーダーズカップシリーズも日本馬が参戦を発表しててね。BCジュベナイルターフはサトノカルナバル(佐々木大)、BCフィリー&メアスプリントはテンノメッセージ(石橋脩)が出走登録してる。
ユタカさんと違って、佐々木に石橋脩……は驚きだが(笑)、どちらも経験を積む大チャンス。楽しみだな。
乗れる若手として有名なアツヤ(西村淳)。ポジション取りに定評があるから、馬券を買う側としても安心できるジョッキーの一人だ。7年目にして365勝。昨年は重賞4勝、今年もすでに2勝。ここまで書くと、絶好調にみえるが……
実は今、深刻なスランプに陥っててさ。
◆1~3月:28-16-17-165/226 勝率12.4% 単勝回収率128%
◆4~6月:15-14-20-148/197 勝率7.6% 単勝回収率47%
◆6~8月:5-8-12-73/98 勝率5.1% 単勝回収率19%
しかも8月はここまでたったの1勝。とくに北海道遠征で全然勝てなかったのが痛い。で、何でこんな状況に陥ってるのかというと……どうもトレセン内でイイ評判が聞こえてこないんだよ。腕がイイことを鼻にかけて天狗になってるとか。オレのところまで漏れ聞こえてくるくらいだから、眉をひそめる関係者も少なくないんだ。
まあこういうのは『若手あるある』。ミライ(岩田望)やアラタ(斉藤新)みたいに遊び呆けてても何とかしちまうヤツらはいるが、キワム(荻野極)みたいに一度ハシゴを外されるとリカバーするのは難しいからな。
現実を受け止めたくなかったのと、ものすごい緘口令が敷かれていて口にできなかったのもあるんだが、角田河の件。
詳細はもうみんな知っていると思うし、ここで改めて書くような内容でもないから割愛させていただく。ただ北海道に行く関係者は電車が止まって足止めを食らったのもあって、事件にいち早く気づいた者も多かったようだ。
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同行者を連れて気が大きくなっていたにしても、本人がなぜあんなことをしでかしたのかは本当に不明。現地からじゃ花火は見えないしな。飲酒運転の疑惑もあったことで、JRAから免許停止どころか取消もチラつかされて、その場で崩れ落ちたって目撃談もある。
根が真面目なヤツだったんだろうな。誰とは言わんが、もっとクズなジョッキーは沢山いるし、腕さえあれば破天荒でも外野を黙らせられる世界。実際に若手の中でも技術は確かだんだし、ドーンと構えてて欲しかったよ。何にせよご冥福をお祈りします。