【関屋記念 2024】人の行く裏に道あり花の山！ホントに直線長い＝差し馬有利！？

今週は関屋記念だな。まぁこのレースを一言でいえば、人の行く裏に道あり花の山。世間的には「長い直線＝差し馬有利」なんて常識があるが、このレースはそんなこともない。

ご覧の通りで先行馬がメチャクチャ粘り込んでる。上がり３ハロンを見ても過去10年で馬券になった30頭のうち実に20頭は上がり４位以下の馬でね。意外と「メンバー上位の末脚を駆使しなくても馬券圏内を狙えるレース」なんだ。

ほら、新潟って平坦コースでレース全体が高速化しやすいでしょ。この関屋記念も例外ではない。

しかも、マイル戦の割に中盤から流れてラスト２ハロン目まで加速ラップになるから、後方から速い上がりを使って追い込んできても案外届かない。だから、前受けして渋太く脚を使うような穴馬が意外と粘れるってわけ。

それに拍車を掛けて、今開催の新潟はかなりの高速馬場。実際、先週までにエンブロイダリー、アーリントンロウ、クルゼイロドスルと３つのレコードが飛び出てるからな。ある程度ポジションを取れる馬に展開の利がありそうだよ。

で、これを見てみな。関屋記念は短距離実績馬が不振。中距離実績のある馬がバンバン馬券に絡んでるんだよ。

さっき上でも話したけど、このレースって早めにラップが上がる分、最後の１ハロンだけラップが大きく減速する。ってことは、最後の１ハロンは我慢比べでスタミナの要求度が高くなる。だからこそ、スピード一辺倒の短距離馬より、最後まで脚を持続できる中距離志向が強い馬に流れが向きやすいってこと。

昨年激走したラインベック(６人気)なんてまさに良い例。近走上位の決め手を使ってないにもかかわらず、好位から持続力を生かして粘り込めちゃうんだから。こういうタイプは侮ってはいかんよ。

じゃあ暴露ファンにはこれらを踏まえて、面白そうな注目馬を特別に木曜に公開しちゃおうか。